L’Arc-en-Ciel Shibuya Seaven days。四日目。
私は元・ラルヲタです。

みそぎは済んだか・・・とか思ってしまった。
普通に楽しめてしまった。愛着とかこだわりとか全部無しで。GLAYとかGacktとかジャンヌとかを観に行くのと同じような感覚でふつーの一バンドとして観れちゃった。
唯一無二から、普通に好きなバンドに綺麗に収まってくれた。例えて言うなら、かつての恋人が今ではいい友達に戻れちゃった感じかもしれません。過去の清算、完了。(雑誌も捨てられちゃったし)
二年前から随分私も変わったらしく、ライヴを観る姿勢に関しては、いろんなものが見えるようになったし聴けるようになったし、月日の間には好きだったが故に存在したこだわりとかも全部無くなって。
昔の曲が聴きたいのぉッ!っていう望みも無くなって、メンバーの名前も忘れるくらいにキャラへの愛着も無くなって。ただもう単純にライヴがどうだ、っていう、普段通りの観かたで。腕組んで。後ろのファンうるせーとか思いながら。
手扇子?オッケーオッケー!
拍手?オッケーオッケー!
へーラルクって今はこういうノリなんだーハッハッハー・・・。
なんかファンつらーい!B’zみたーい別にいいけど。そういや昔はやれ写真がどーのペンライトがどーのってカリカリ怒ってたっけねー若かったわーハッハッハー

普通に面白かった。
昔の曲をやるから!って聞いてたんだけれど、大枠ハートに火をつけろ前半戦のセットリストだと思った。「Vivid Colors」のサビで弦二人がくるくる回ってたのをしつこく覚えていて、ベース氏が同じように回ってるのを観てちょっと懐かしさに揺らいだ。

で、改めてL’Arc-en-Cielというバンドを見て、

ヴォーカル・ギター・ベースがエモーショナル、つまりある意味適当な分だけ、音の骨組みとしてボトムを支えるドラムがえっらい上手い。全体的にベースの音量が絞ってあって、低音はバスドラ音しか聴こえませんが・・・。ああいうPOPSよりの楽曲達だったらある意味バランス取れてるとも思うんだけど、ベース氏の存在意義って・・・。
ギターの即興バリバリ効いたエモーショナル具合は聴き所だわー。
いろんなとこでミストーン炸裂まくりだったり、ギターが歪ませすぎで粗雑な感じを受けてしまうので、ライヴで生きる曲と言うよりも、「音源で出したヒット曲をみんなで楽しもうぜイエーイ」的な、音源派なライヴだと思う。バンドとしてのカチッとした音作り→演奏って感じじゃないので、本当はキーボードまみれで汚く無機質になっちゃうシングル曲を連発されても私にはあんまり・・・。「STAY AWAY」だけは何故かしっくり来たんですけど。ウワモノ少ないからかな。「trick」メンバー全員で歌いまわし、なんてのはちょっとライヴ感あっていいなぁ。この曲久しぶりに聴いたけど、かっこいいなー。実は誰も演奏してないのがまたなんかウケる。カラオケ大会・・・
一番いいなぁと思ったのは、空間作りのウケる曲、なんかこう甘くて重い空気を醸し出す「真実と幻想と」あと爽やかな開放感と孤独感のミックスが綺麗な「Fare well」がとても素敵だった。やっぱりラルクは極初期から変わらぬこの手の曲が素敵だと思う。(ラルクみたいな、と言ったら大抵白系・雰囲気系の曲を指すでしょ)

とにかく照明にむちゃくちゃお金かけてて、まぁ席は遠いんだけれど観てて楽しかった。あんなに派手な照明なんて私のライヴ史でも一、ニを争うわよ。チケ代7500円も伊達じゃないんだわ。レーザー何本つかってんだろコレ。金持ちめ。

解散覚悟とか言って「笑われて」ましたが、あれはどうも解散するバンドのライブじゃない。
エンドロールで、(LUNA SEAの終幕の時のように)過去のライヴリストを流すんだけど、「新潟フェイズ」とか書いてあって、随分遠いところまで来たもんだわ、どれだけ連れ添ったんだ私は・・・と思った。
「今のラルク、こんなライヴだったら観たいなぁ」と心に描いていたようなライヴが観れてよかったわ。
本当は、Primised landのイントロでいろいろ思い出してちみっと泣いたのは内緒です。
近年めったにないくらいの開演前のドキドキ具合だったの。

二年に一回くらいみたら楽しいんじゃないかと。
多分私にはこの手のライヴ「飽き」も早めに来るだろう。

チケ代=照明見物代、と思わないと納得しねぇ!

ああ、あまり関係ないのですが
hydeが卑猥なMCを上げるたびに、反応に困って苦笑いしていた係員のお兄さん(deadmanのToki系)がね、かわいかったの。ずっとこっちを向いて体育すわりをしているの。
(とはいえ私なんか、若いお兄さんがスーツ着てれば全員人格ラヂオに見えるという単純な発想力なんですが。)
羽根も舞い散る「虹」の時に、気配を感じてふと左を見ると、かわいい係員のお兄さんが・・・両手を広げて・・・私を抱きしめようと・・・
腰抜かした。お持ち帰りされるかとか思った。ライヴ中に。ライヴ中はある意味異世界なので現実も非現実も混同しがちです。
・・・線からはみ出てたので元のイスに収納しようとしてただけですねきっと。
驚き具合があまりにもアレだったので、再び体育すわりをしているお兄さんをゲットして「ごめんね」って言って、えへ★ってしたかったんですが、退場の混雑にまぎれてどっかいっちゃった。チッ・・・、可愛いお兄さん逆ナンならず。

ところで今とてもFatima観てえんですが。何故か。うーん・・・遠征・・・ハッ
土曜日だったら飛んでたな〜・・・
「真実と幻想と」のSEの中に、「Candy tripper」でも使われてるキンキンパキパキいう音が混じっていて、過剰に反応してるあたりなんか酷くFatima病だと思った。
ビラ配りつまんねー。ヴィジュはバシリスクグランスしかいなかった。また夏の野外タダイベントやってくれないかしらん、とか直訴しとけばよかったわ。代々木公園入り口でStyleがストリートライヴしてた。なんか楽しそーだった。

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MR

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